生前の方の優しさを感じる瞬間の遺品整理作業
遺品整理の仕事では基本的にご家族やご友人から依頼されて現場に向かうことがほとんどです。そのため生前の家の持ち主の方にお会いすることはありません。
遺品整理を行う中で生前の家の持ち主の方を感じる瞬間というのは数多くあります。玄関から入った瞬間に、その人のお人柄を感じるのです。例えば冷蔵庫に貼られた書類がすべて綺麗に並んでいたり、タンスの引き出しの中身が整理整頓されていたり、飾られている写真や、いつも座っていたであろう場所など色々なものが垣間見えるものです。
その中で生前の方の優しさを感じる瞬間というのが、部屋のどこかに隠されているメモを見つけた瞬間です。実は多くの遺品整理の現場では生前の方から何かしらメッセージが残されていることが多いのです。
そのメモを見つけた瞬間に、優しさを強く実感しますね。
電話の前のメモ帳に掛かれているメモ、チラシの裏に書かれているメモ、それぞれメモの中に色々なドラマがあります。
こうした優しさを感じる瞬間があるからこそ、辛い仕事でもしっかりと乗り越えて来られたのではないかと思います。例えば「猫に餌をあげるのは17時」というような、本当にささいなメモなのです。
遺品整理をしているとこうした何気ない言葉からその人のお人柄や優しさを感じることができます。
想い出のお片付け
ゆいたぼ