セルフネグレクトという言葉を耳にしたことはあるでしょうか？

まだまだそれほど多くの方々に馴染みのない言葉かもしれません。不適切な衛生、服飾、食事、医学的状況など自分自身に対してケアを行わなくなる問題で、遺品整理の現場ではゴミ屋敷がそれにあたります。

セルフネグレクトの現場では足の踏み場もないほどのゴミに覆われていることも珍しくありません。こうしたセルフネグレクトは突然はじまることも多く、以前は普通に生活していたのにも関わらず気が付いた時にはゴミ屋敷になってしまっていることがあります。

セルフネグレクトの現場はやはり衛生的な面で大変です。部屋中が可燃ごみや不燃ごみなどの生活ごみに溢れていることが多く、腐敗臭がきついことも多いです。さらに一般的な遺品整理に比べ運び出さなくてはならない荷物が2倍3倍となることもあり、運搬作業も大変なことが多いです。

特に夏場では虫の発生が問題になります。

虫だけなら良いものの、ねずみが発生しているケースもあり本来まとめられているゴミが荒らされてしまっていることもあります。

実際にねずみが発生しているセルフネグレクトの現場を整理させて頂いたことがありますが、ゴミの山の中から普通の生活を行っていた時の暮らしが垣間見える瞬間には、達成感と共に熱くなるものがあります。

心と想い出のお片付け

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